としまえん跡地の現在!練馬城址公園の開園エリアと見どころ徹底解説
首都圏で長年愛され、2020年8月末に94年の歴史に幕を閉じた遊園地「としまえん」。その広大な跡地が、都立「練馬城址公園」として新たな憩いの拠点へと生まれ変わっています。隣接する大人気施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」の熱気と隣り合わせに、豊かな水と緑、そして歴史遺構が広がる空間として整備が進められてきました。
現在、敷地内では子供たちが思い切り体を動かせるインクルーシブ遊具や、石神井川沿いの心地よい親水テラス、四季折々の草花が彩る広場が日常の風景として定着しています。本記事では、開園中エリアのリアルな様子から遊具情報、スタジオツアー東京との位置関係、アクセスや駐車場事情に至るまで、現場取材と公式データをもとに余すところなく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:としまえん跡地(計画面積約26.66ha)は、段階的整備により水と緑豊かな都立防災公園として公開エリアを拡大中。
- 要点2:スタジオツアー東京と隣接しつつも公園自体は「入園無料」で、インクルーシブ遊具や親水テラスなど家族連れに最適な設備が充実。
- 要点3:一般来園者専用の普通車駐車場はないため、西武豊島線・都営大江戸線の「豊島園駅」を利用した電車アクセスが基本。
【2026年最新】としまえん跡地に広がる練馬城址公園の全貌と開園エリア
練馬城址公園は、東京都練馬区春日町および向山にまたがる計画面積約26.66ヘクタールの大規模都立公園です。東京都が策定した「都市計画公園・緑地の整備方針」において、災害時の避難場所や大規模火災の延焼遮断帯として機能する「重点公園」に位置づけられ、整備が進められてきました。
公園の中央部を東西に流れる石神井川を軸に、エリアごとに異なる魅力を持つ空間設計がなされています。2023年5月の先行開園以降、段階的にエリアが開放され、地域住民のみならず遠方からの来訪者で賑わいを見せています。
現在主に利用できるゾーンは以下の通りです。
- エントランス交流ゾーン(西武豊島園駅側):駅前広場から直結し、開放的な芝生広場やインフォメーション、休憩スペースが整う公園の玄関口。
- 川辺の散策ゾーン(石神井川沿い):護岸が緩やかに整備された石神井川 親水テラスがあり、水辺のせせらぎを感じながらウォーキングやジョギングを楽しめるエリア。
- 花のふれあいゾーン(東側):四季折々の花壇や樹木が植栽され、ピクニックや自然観察に最適なゆったりとしたエリア。
かつてのアトラクションの喧騒とは対照的に、自然の地形と水辺環境を最大限に生かしたランドスケープが広がっており、都会にいながら開放感を味わえる点が大きな特徴です。

遊具広場からスタジオツアー東京まで|園内施設と周辺マップの徹底比較
練馬城址公園を訪れる際、多くの方が気になるのが「子供向けの遊具はあるのか」「スタジオツアー東京とはどのような位置関係なのか」という点です。園内の主要施設および隣接施設の特徴を整理しました。
| 施設・エリア名 | 詳細・設備内容 | 利用条件・料金 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 練馬城址公園(遊具広場・親水テラスなど) | インクルーシブ遊具、大型すべり台、芝生広場、親水デッキ、防災トイレ | 完全無料(年中無休・常時開園) | 障害の有無に関わらず遊べる遊具が充実。未就学児から小学生まで安全に過ごせる極めて高品位な都立公園。 |
| ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 | ハリー・ポッター映画制作の舞台裏を体験できる屋内型エンタメ施設 | 完全事前予約制チケット(有料) | としまえん跡地の北東部を活用。公園とは明確に区画が分かれており、ふらりと立ち寄っての入場は不可。 |
| 古城の塔(シンボル遺構) | 旧としまえん時代から親しまれる西洋の城郭風タワー遺構 | 外観鑑賞のみ(内部立ち入り不可) | かつての遊園地の記憶を継承するモニュメント。フォトスポットとして往年のファンにも人気。 |
子ども連れファミリーに最も人気を集めているのが、エントランス近くに設置された練馬城址公園 遊具広場です。車椅子のまま利用できるスロープ付きの複合遊具や、背もたれ付きの安全ブランコ、感覚刺激を楽しむパネル遊具など、東京都が推進する「インクルーシブ・プレイグラウンド」の設計思想が反映されています。足元には衝撃を吸収するゴムチップ舗装が施されており、転倒時の安全性も確保されています。
【実態検証】利用者の口コミ評判と現場で見えたリアルな魅力・注意点
オープン以来、地域住民やSNS上ではどのような反響が寄せられているのか、現地の様子と利用者の声を検証しました。
ポジティブな評価として目立つのは、「都内とは思えない抜け感のある広々とした空」「バリアフリーが行き届いておりベビーカーでも快適」「川沿いの風が心地よい」といった環境面のクオリティです。特に、広大な芝生に簡易サンシェードテントを広げてピクニックを楽しむファミリー層から圧倒的な支持を集めています。
一方で、実際に足を運ぶ際に把握しておくべき課題や注意点も現場から浮かび上がっています。
- 日陰の少なさ:新設された公園であるため植樹された樹木がまだ成長途中であり、夏場や日差しの強い日は日陰が限られます。ポップアップテントや日傘、帽子の持参が必須です。
- 園内売店の規模:園内には自動販売機や軽飲食スペースはあるものの、大型レストラン等はありません。長時間の滞在を予定している場合は、豊島園駅周辺のコンビニや飲食店でテイクアウトを準備しておくのが賢明です。
- 混雑のピーク:週末の晴天時は午前10時〜14時頃にかけて遊具エリアが非常に混み合います。落ち着いて遊ばせたい場合は、午前中の早い時間帯が狙い目です。

一般に知られていない盲点とネットの誤解|プール復活説や駐車場の真相
としまえん跡地の再開発を巡っては、過去の思い出が強いあまり、ネット上でいくつかの誤解が散見されます。代表的な2つの疑問について事実関係を整理します。
1. 「としまえんのプール」は公園内で復活するのか?
かつて夏の風物詩として全国的な知名度を誇った「流れるプール」や「ハイドロポリス(ウォータースライダー)」。一部のSNSで「都立公園化に伴い公営プールとして再オープンするのではないか」という噂が流れましたが、遊泳用プールの再建計画はありません。
石神井川を活用した「親水テラス」は整備されていますが、これは水辺の景観や足元で自然を感じるための散策用施設であり、プール施設とは性質が異なります。公園の主目的はあくまで自然散策と広域防災拠点です。
2. 「スタジオツアー東京の駐車場」に公園利用者は停められるのか?
こちらも極めて多い誤解の一つです。スタジオツアー東京には専用駐車場が完備されていますが、これはスタジオツアー東京の入場チケット購入者専用(事前予約制)となっており、公園の利用者は駐車できません。
練馬城址公園自体には身障者用スペース等を除き、一般来園者向けの専用駐車場は設置されていません。車で来園する場合は、周辺のコインパーキングを自力で探す必要がありますが、土日祝日は満車になりやすいため注意が必要です。
鎌倉時代から続く練馬城跡の歴史と「防災公園」への構造的転換
練馬城址公園という名称が示す通り、この地は単なる遊園地跡地ではなく、中世日本の貴重な歴史遺構でもあります。
室町時代から戦国時代初期にかけて、武蔵国で勢力を誇った豊島氏が拠点としたのが「練馬城」です。園内には現在も、石神井川南側の台地縁辺部に土塁(どるい)や空堀の痕跡が残されており、歴史ファンにとっても見逃せないスポットとなっています。かつてとしまえんのシンボルだった「古城の塔」も、この練馬城の城郭イメージを取り入れて昭和初期に建てられた歴史的経緯があります。
この歴史ある土地がなぜ「都立防災公園」へと転換されたのか。その背景には、2011年の東日本大震災を契機とした東京都の防災都市づくり構想があります。木造住宅密集地域を抱える城西・城北エリアにおいて、大規模災害時に数万人規模の避難者を収容し、延焼火災を食い止めるオープン・スペースの確保は喫緊の課題でした。
園内には、災害時にマンホールトイレとして機能する設備やすまいるベンチ(座板を外すと防災かまどになるベンチ)、ソーラー照明、大規模な貯水設備などが随所に配置されています。「歴史を継承しながら、現代の命を守るインフラへと昇華させた」点に、都市計画としての深い意義が存在します。
【プロの結論】来園をおすすめできる人・慎重になるべき人の明確な判断基準
多機能な空間だからこそ、利用目的によって満足度が大きく分かれます。編集部が導き出した適性判断基準は以下の通りです。
【特におすすめできる人】
- 未就学児〜小学生連れのファミリー:安全設計のインクルーシブ遊具と広大な芝生で、費用をかけずに1日思い切り遊ばせたい家庭。
- ウォーキング・ジョギング愛好者:川沿いの平坦で舗装されたロングコースを、信号待ちなく快適に走りたい方。
- 歴史・ランドスケープに関心がある方:練馬城の土塁遺構や、遊園地時代の面影(古城の塔など)を感じながら静かに散策したい方。
【訪問時に工夫・慎重な検討が必要な人】
- 大型商業施設やアミューズメント性を求める人:遊園地のような乗り物や常設の派手なアトラクションはありません(純粋な公園です)。
- 車移動が必須で駐車場を確実に確保したい人:公園専用駐車場がないため、混雑時に駐車場難民となるリスクがあります。公共交通機関の利用を強く推奨します。

アクセス完全ガイド|豊島園駅からの最短ルートと周辺駐車場事情
練馬城址公園へ向かう際は、電車およびバスの利用が最もスムーズです。
電車でのアクセス
- 西武豊島線「豊島園駅」:改札を出て右手に進むと、徒歩約1分でエントランス交流ゾーンに到着します。池袋駅からは西武池袋線の直通または練馬駅乗り換えで約12〜15分と抜群のアクセスです。
- 都営地下鉄大江戸線「豊島園駅」:A2出口から地上へ出て徒歩約2〜3分。新宿駅や六本木方面からも乗り換えなしでアクセス可能です。
バスでのアクセス
西武バス・国際興業バスの「豊島園」停留所、または「練馬城址公園前」停留所が至近です。練馬駅や成増駅、赤羽駅方面からの路線バスも運行されています。
車でのアクセスと周辺駐車場
前述の通り公園専用の一般駐車場はありません。車でアクセスする場合は、豊島園駅前通り沿いや春日町方面の民間コインパーキング(タイムズ、三井のリパークなど)を利用することになります。駐車料金の相場は平日で1時間あたり300〜400円(最大料金1,000〜1,500円前後)、土日祝日は最大料金の設定がないか割高になる傾向があるため、事前の料金看板確認が不可欠です。
【練馬城址公園】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:公園の入園料や入場制限はありますか?
A1:練馬城址公園は東京都が管理する公共の都立公園であるため、入園は完全無料です。事前予約も不要で、開園時間内であれば誰でも自由に出入りできます。
Q2:ペット(犬)の散歩は可能ですか?
A2:リードを必ず着用し、フンを持ち帰るなどのマナーを守ればペットの散歩が可能です。ただし、子供たちが利用する遊具広場や特定のデッキスペースなど、一部立ち入りが制限されているエリアがありますので現地の案内表示をご確認ください。
Q3:園内でテントやタープを張ることはできますか?
A3:ワンタッチ式の小型ポップアップテント(サンシェード)であれば芝生広場で利用可能です。ただし、ペグを打ち込む大型テントやロープを周囲に張るタープ、他の利用者の通行や視界を遮る設営は禁止されています。
Q4:スタジオツアー東京のチケットがなくても公園に入れますか?
A4:入れます。練馬城址公園とスタジオツアー東京は完全に別の区画として運営されています。公園だけの散策や遊具の利用は何の手続きもなく楽しむことができます。
まとめ:緑と防災が調和する練馬城址公園の歩き方
遊園地「としまえん」のDNAを受け継ぎながら、豊かな水辺空間と強固な防災機能を備えた都市公園として進化を続ける練馬城址公園。最新のインクルーシブ遊具広場や石神井川の親水テラスなど、世代を超えて憩える環境が美しく整えられています。
訪れる際は、駅直結という抜群の利便性を生かして電車を利用し、日差し対策や軽食を準備しておくとより快適な時間を過ごせます。歴史のロマンと最先端の防災都市計画が交差するこの場所で、新緑や水辺の風を感じる贅沢な休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。 (出典: 練馬 城址 公園(Yahoo!ニュース))