リップスライムPES脱退の真相|確執といじめ疑惑の全貌と現在
2000年代の日本のヒップホップ・J-POPシーンを席巻し、『楽園ベイベー』や『熱帯夜』など数々のサマーアンセムを世に送り出したRIP SLYME(リップスライム)。軽快なラップと洗練されたポップセンスで国民的人気を博した5人組ですが、グループの音楽的支柱であったMCのPES(ペス)がグループを離れていた事実は、音楽界とファンに大きな衝撃を与えました。
2021年秋にPES本人がSNSで明かした衝撃的な告白によって、長年ヴェールに包まれていたメンバー間の確執やいじめ疑惑が一気に表面化することとなりました。なぜPESはグループを去らなければならなかったのか。本記事では、脱退の全経緯からメンバーとの複雑な人間関係、ネット上の反応、そして独自のクリエイティビティを発揮し続けるPESの現在の活動までを詳しく紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 脱退の真実:PESは2017年9月の時点で既にグループを脱退しており、2021年のSNS告白によって4年越しに事実が公表された。
- 確執といじめ疑惑:PES本人が「20年間精神的な苦痛を受け続けた」「対話を拒絶された」と明かし、修復不能な関係の破綻が判明。
- 現在の状況:RIP SLYMEはRYO-Z・ILMARI・DJ FUMIYAの3人で再始動する一方、PESはソロアーティスト・プロデューサーとして独自の音楽活動を展開中。
【脱退劇の真相】PESがRIP SLYMEを去った本当の理由と2021年の衝撃告白
RIP SLYMEからPESが離脱した決定的な理由は、単なる音楽性の違いではなく、長年にわたるメンバー間の深刻な人間関係の悪化と対話の断絶にありました。
発端となったのは、2021年10月のことです。当時、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人がインスタライブを行い、グループとしての活動再開を示唆しました。その配信を見たファンから「PESくんやSUさんはどうなるの?」「また5人でやってほしい」というコメントがPESのSNSに殺到したのです。
これに対し、PESは自身のInstagramやTwitter(現X)で沈黙を破り、極めて異例の声明を発表しました。その内容は、「私は2017年9月にRIP SLYMEを脱退いたしました。そして今後活動を共にする可能性もございません」というものでした。ファンの間では活動休止中と認識されていた時期に、すでにPESはグループを去っていた事実が初めて明かされた瞬間でした。
PESの告白によると、脱退に至るまで何度もメンバーや関係者に対して話し合いの場を設けるよう求めていたものの、「パンドラの箱を開けられたくない」といった理由で対話を拒絶され続けたといいます。自らの意志が届かず、問題の解決が不可能な状況に追い込まれた末の苦渋の決断であったことが浮き彫りとなりました。
確執といじめ疑惑の背景|RYO-Z・ILMARIらメンバーとの埋まらない溝
PESのSNS告白で最も世間に衝撃を与えたのが、グループ内部における「いじめ・パワーバランスの歪み」を想起させる生々しい記述でした。
PESはファンからの質問に答える形で、「20年間、精神的な嫌がらせや無視を受け続けていた」「グループにいる間はずっと苦痛だった」という趣旨の心情を吐露しました。RIP SLYMEといえば、学生時代からの仲間が集まった“仲良しグループ”というパブリックイメージが定着していたため、裏で繰り広げられていた深刻な確執はファンに多大なショックを与えました。
特にグループの中心的存在であったRYO-ZやILMARIとの関係性においては、発言力や立場の偏りからPESが精神的に孤立していった経緯が見て取れます。PESはメロディメイクやフック(サビ)の構築など、RIP SLYMEのヒット曲のコア部分を担う音楽的キーマンでした。しかし、クリエイティブ面での多大な貢献とは裏腹に、グループ内での人間関係においては長年不当な扱いや精神的プレッシャーを受け続けていたと告白しています。
この告白を受け、ネット上では「あんなに楽しそうに見えていたのに裏ではそんなことが…」「PESの才能に依存しながら孤立させていたなら酷すぎる」といったメンバーへの批判とPESへの同情の声が急速に広がることとなりました。
RIP SLYMEの活動休止から再始動までのタイムラインとSUの脱退
RIP SLYMEの崩壊から現在の体制に至るまでの流れを理解するためには、グループ全体の活動休止の経緯を整理しておく必要があります。
事態が大きく動き出したのは2017年4月、MCのSU(スー)による不倫疑惑の週刊誌報道でした。この騒動をきっかけにグループは活動自粛に追い込まれ、出演予定だった音楽フェスの出演キャンセルなどが相次ぎました。この年の9月にPESが脱退を決意しています。
翌2018年10月には、グループの公式サイトが突如閉鎖され、事実上の活動休止状態へと突入しました。同時にSUも所属事務所を退社し、グループを正式に脱退することとなります。世間は「SUの不倫騒動が原因で活動休止になった」と捉えていましたが、実際にはその水面下でPESの脱退というグループの根幹を揺るがす分裂がすでに完了していたのです。
その後、2022年4月にRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人体制でRIP SLYMEは新曲をリリースし、本格的に活動を再開させました。しかし、そこにかつてのPESやSUの姿はなく、5人での完全復活を望んでいたオールドファンにとっては複雑な再始動となりました。
【2026年最新】PESの現在の活動|ソロアルバム・楽曲提供・プロデュース業
RIP SLYMEを脱退したPESは現在、過去のしがらみから完全に脱却し、一人の成熟したアーティストとして充実した活動を続けています。
PESは自身の主宰する音楽レーベル「HOLON SOUNDS(ホロンサウンズ)」を拠点に、自らのペースで質の高い楽曲をコンスタントに発表しています。ヒップホップにとらわれないオーガニックなアコースティックサウンドや、チルアウトなビートメイク、都会的なポップスまで、その卓越したメロディセンスは健在です。
主な活動領域は多岐にわたります:
- ソロアーティスト活動:配信シングルやソロアルバムのリリース、小規模かつ濃密な空間でのライブツアー開催。
- 楽曲提供・プロデュース:若手ヒップホップクルーからJ-POPアーティスト、CMソングまで幅広いクライアントへの楽曲提供。
- 客演・コラボレーション:ジャンルを問わず信頼できるミュージシャンとのフィーチャリング参加。
グループ時代の商業的なプレッシャーや人間関係のストレスから解放されたことで、PESの紡ぎ出す音楽はよりパーソナルで深みを増しており、インディペンデントな立場から確固たる支持基盤を築いています。
メンバー間の現在の関係性と今後のRIP SLYME合流の可能性
多くのファンが気にする「PESとRIP SLYMEメンバーの和解」や「将来的な復帰の可能性」について、現時点での結論を述べるならば、復帰や合流の可能性は限りなくゼロに近いと言わざるを得ません。
2021年の告白以降、3人体制のRIP SLYME側からPESの具体的な発言に対する公の場での詳細な釈明や謝罪のコメントは出されていません。PES自身もSNSで「二度と関わることはない」と強い意志を表明しており、両者の間には法的なやり取りを含めた明確な境界線が引かれています。
メンバー間のプライベートな交流も完全に途絶えており、お互いがそれぞれの音楽活動に専念する形をとっています。ノスタルジーによる再結成を望む声は根強く存在するものの、PESにとっては自らの尊厳を守るための決別であったため、安易なリユニオンが実現する可能性は極めて低いのが現実です。
【リップスライム PES】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:PESがRIP SLYMEを脱退したのはいつですか?なぜ公表が遅れたのですか?
A1:PESが正式に脱退したのは2017年9月です。当時グループはSUの不倫騒動により活動自粛状態にあり、事務所やグループの方針、契約上の問題などから公表が見送られていました。2021年10月に残るメンバーが再始動の動きを見せたことで、PES本人がSNSで真実を公表しました。
Q2:PESの告白にあった「いじめ疑惑」は本当ですか?
A2:PES本人の発言によれば、約20年間にわたりグループ内で精神的な嫌がらせや対話の拒否、孤立させられるなどの扱いを受けていたと主張されています。残されたメンバー側がこれについて公に詳細を語ることはありませんでしたが、両者の間に修復不可能な精神的亀裂が存在していたことは事実です。
Q3:現在のRIP SLYMEのメンバーは何人ですか?
A3:現在はRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人で活動しています。SUは2018年に事務所を退社して脱退、PESも2017年に脱退しているため、初期の5人体制から2人が抜けた形で再始動しています。
まとめ:互いの道を歩み始めたPESとRIP SLYMEの今後
PESのRIP SLYME脱退劇は、青春の象徴として愛されたグループの裏側に潜んでいた苦悩と人間関係の脆さを浮き彫りにしました。長年PESが抱えていた葛藤や孤立は非常に深いものであり、グループを離れるという選択は彼自身が表現者としての尊厳を保つために不可欠な決断だったといえます。
かつて5人が生み出した数々の名曲が色褪せることはありませんが、現在のPESは自らのレーベルで自由で誠実な音楽制作を続け、RIP SLYMEは3人で新たな歩みを進めています。過去の確執に縛られるのではなく、それぞれが選んだ独立した音楽の道を温かく見守ることが、ファンにとって最も自然な向き合い方なのかもしれません。 (出典: リップ スライム pes(Yahoo!ニュース))